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水素エネルギーの話

  • 2014-06-09
  • ブログ

トヨタ自動車は、

今年末から来年に、燃料電池自動車(FCV)の市販を開始すると発表しています。

FCVの燃料は水素。

水素が燃料になれば、排出されるのは水だけ。

排ガス問題ゼロの環境性に優れた新技術です。

水素燃料を液化して大量輸送するインフラも整備も進んでいます。

現在、大量の液化ガスを大手船会社がタンカーで運んでいますが、

これの水素版ですね。

それから、

電機と水素が相互変換可能であるという特徴、そして、

水素は長期間貯留に向いているという特徴を活かして、

季節調整用電力としての活用が期待されています。

電気をいったん水素にして貯留して、電気がたくさん必要な時期に

電気に変えて利用する、という仕組みです。

消費電力のピークカットや、電力コストの削減に繋がりますね。

水素社会なんて未来の話、と思っていたら、

ものすごいスピードで開発が進み、

いまや、具体的に導入検討可能な技術というところまで来ています。

しかも、よく考えてみると、

水素をつくることができるのは大手だけではありません。

水素エネルギー分野はむしろ、

地方、地域、中小企業が参入できる分野でもあります。

なぜなら、

水素製造のための原料となるバイオマスや再生可能エネルギーが

地域にたくさんあるからです。

現在、FITという電気売買の仕組みが運用されています。

発電してFITで売電するこの仕組みを活用することで、地域で発電し、

余った分を都会に売る、という事業が可能です。

地域で利用するエネルギーを地域外から購入していることが、

地域経済がなかなか活性化しない理由のひとつと言えますが、

下水汚泥などの廃棄物系バイオマスにしろ、

廃木材や林地残材などの木質系バイオマスにしろ、

水素を発生させることが可能です。

そして、電気と水素をハイブリットで地域で生産し活かす。

いまや、このような仕組みでの運用が可能な時代になっています。

とは言え、

水素エネルギーを利用するためのインフラ・利用先が少ないのが現状です。

ですから、当面期間は、電気利用がほとんど有効でしょう。

しかし、FIT売電期間を終えるころには、次なる再生可能エネルギーである

水素エネルギーの利用がすすむインフラも整ってきていると考えても良いと思います。

いま設備投資すべきひとつのかたちは、

発電設備+水素製造設備のハイブリットかもしれません。

著者プロフィール

  • 株式会社エコクリエイティブ 代表取締役 堀敦博
  • 株式会社エコクリエイティブ
    代表取締役 堀敦博

バイオマス×ソーシャルデザインをコンセプトに、バイオマス関連事業の計画、実行支援や、環境ビジネス分野への新規参入、マーケティング支援、資金調達支援などを展開している。

エコクリエイティブについて

エコベンチャー企業を支援し、企業のコスト削減と地球環境に貢献します。

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